翠嵐・音フェス105のご報告
音フェス105を終えて
初出場が4組
「翠嵐100周年」の翌年にスタートした「翠嵐・音(おと)フェス」は早いもので5回目を迎えました。毎年2月の“翠嵐会の風物詩”ともいえるイベントになりました。(第3回のみ関内ホールが休館のため3月)
今回の参加は9団体。そのうち4団体(人)が初出演でした。ミュージカル俳優の佐山陽規(高21回)君、ピアニストの佐藤良美(高29回)さん、同期に背中を押されて出演した音フェス初のフォークソンググループ「JJBand」(高27回)、いつものメンバーの都合がつかず形を変えて出演した「3cpo(トリオ・シー・ピー・オー)」(高45・48回)が新しい感動をくれました。
毎年、音フェスの中核を形成してくれる「SLAP」「横浜翠嵐OBOG吹奏楽団」」「傷だらけの駄天使たち」「かもめの会」はほぼレギュラー。邦楽の音色でオープニングを飾ってくれる「りさの会」も2度目の出演でした。
アマチュア出演者全員が仕事を持つ世代なので、いつものメンバーが全員揃わない団体も多い中、苦労しながら選曲、練習をして出演し、素晴らしいパフォーマンスを披露しました。
JJBandには同期の“親衛隊”が押し掛け、横断幕が掲げられ、黄色い声援が飛びました。横断幕も声援も音フェス史上初の出来事でした。
観客は230人を数え、過去最高を記録してほぼ満席となりました。出演者の同期生の観覧、口コミでの動員等が功を奏し、観客は年々増加しており、回を追うごとに音フェスの存在が確固たるものになっていく実感がありました。
また、母校の篠塚弘康校長、平沼高校同窓会「真澄会」、緑ケ丘高校同窓会「牧陵会」の会長、役員が来賓としてご来場いただきました。来年度に「“復活”翠平戦」を共催で企画する真澄会、3年後に100周年を迎える牧陵会の皆さんから「参考になりました。翠嵐すごい」と感想をいただきました。
幅広い年代層の交流活性化
終演後はこれも恒例となった「交流会」に出演者、一般観覧者、スタッフが85人集まりました。会場は横浜ビール「驛の食卓」を借り切りました。
ソフトドリンクで乾杯の未成年から高18回卒まで「半世紀を超えた」交流の場となりました。
司会は「20歳まであとひと月。残念!」の伊藤緩音(高70回・実行委員)さん。そして“孫世代”の仕切りに快く応じるオジイサンにオジサン、そしてオネエサマたち。
「来年はコラボしない?」「やろやろ」という先輩、後輩の会話。
ミュージカル俳優佐山陽規さんとアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の大原警部役の声優佐山陽規さん。「どちらもファンでした。同姓同名の人だとずっと思っていました」という後輩が同一人物と知り、一気にテンションが上がり、嬉しそうに二人で写真に納まっていました。きっと彼の自慢の1枚になるでしょう。
あちらこちらで暖かく、騒がしい交流が続き、縦にも、横にも広がったあっという間の2時間半でした。締めは恒例の藤田敬(高20回・応援団長)君による校歌のリードとエールでした。
翠嵐生の翠嵐生による翠嵐生のための音楽会
これまでの5年間に紆余曲折がありましたが音フェス105を無事に開催することができました。寄せられた多くのアンケートには「初めて来たけど素晴らしい」「音楽をたしなむ翠嵐生がこんなに沢山いることを初めて知った」「来年も観たい」「毎年出ます」と嬉しいご意見をいただきました。
「音フェス」は出演者、観覧者、スタッフの三つが揃って初めて成功すると思います。翠嵐生の音楽家、音楽愛好家がステージで演奏し、翠嵐生が客席で楽しむ。それを準備運営するのは実行委員をはじめとするスタッフです。
「翠嵐生の翠嵐生による翠嵐生のための翠嵐・音フェス」。リンカーンの名言をもじった言葉がぴったりです。
第1の主役は出演者です。プロは出演料なしでステージに上がってくれます。アマチュア全員が仕事を持っている現役社会人か学生です。そんな中で練習を重ね、披露してくれます。運営経費として出演費を拠出してもらっています。
第2の主役は観客です。演奏を楽しみ、出演者を応援しに駆けつけてくれます。そして、募金箱に「運営費の足しに」とお気持ちを入れてくれます。
そして、その場を作り出すのが実行委員とスタッフです。実行委員が休日に集まり、自宅で作業をして準備を進めます。当日のスタッフはこんな熱意に呼応して喜んで参加してくれます。まさに「人に喜んでもらうこと」が大好きな人の集まりです。
たった7人の実行委員が初めて会合を開いたのは昨年3月。7回の「実行委員会」と、その間の準備を経て実施しました。前回の失敗を反省し、改善しながら進めました。それこそ、試行錯誤とスクラップ・アンド・ビルドでした。そして皆さんの協力をいただき成功裏に終えることができました。
これからも翠嵐生の交流の場として「音フェス」をさらに発展させようと思っています。皆様のご協力をお願いします。
「音フェス106」開催決定
次回の音フェスは2021年2月11日(木・祝)に開催する予定です。
出演者の応募要項は8月ごろ、観覧の申し込み要領は11月ごろに翠嵐会ホームページで発表する予定です。
新たな出演者も歓迎いたします。また、実行委員・スタッフとしての参加にご興味のある方は [お問合わせ]からお声がけください。
(文責:翠嵐・音フェス105実行委員長 馬場洋一)
概 要
- 開催内容
- 翠嵐会会員の世代を超えた音楽による交流を目的としたコンサート
- 主 催
- 神奈川県立横浜翠嵐高等学校同窓会 翠嵐会(音楽委員会・音フェス105実行委員会)
- 開催日時
- 令和2(2020)年2月11日(火・祝)13:00開場/13:30開演/15:00終演
- 会 場
- 関内ホール(小ホール)
- 入場料金
- 無料
- 交 流 会
- 横浜ビール「驛の食卓」にて、出演者・観覧者による交流会を開催(参加費:4000円)
プログラム
交流会
「厩の食卓」で開催した交流会は過去最高の参加者数で、出演者、スタッフを紹介し交流を深め楽しく過ごしました。佐山陽規さんには交流会でも歌っていただきました。
音フェス106は、2021年2月11日に予定されており、106開催に決起集会となりました。 |
翠嵐・音フェス105 実行委員会・運営スタッフ
- ゼネラルスタッフ
- 江成 正彦 (翠嵐会会長・高29回)
- 馬場 洋一 (実行委員長・高20回#)
- 野口 直宏 (事務局長・高42回#)
- 犬飼 邦夫 (デザイン/動画記録・高20回#)
- 文屋 等 (広報・高21回#)
- 越川 直樹 (写真記録・高40回)
- 菊地 遊帆 (司会/ロゴデザイン・高69回#)
- 観客対応スタッフ
- 野沢 恵理子 (チーフ・高29回#)
- 川島 洋子 (高19回)
- 藤田 敬 (高20回)
- 佐藤 順子 (高22回)
- 木下 直美 (高22回)
- 後藤 泰子 (高29回)
- 志村 昌子 (高29回)
- 田辺 悦子 (高29回)
- 三觜 晶子 (高29回)
- 梅田 比奈子 (高32回)
- ステージスタッフ
- 伊藤 成人 (演出/進行・高20回#)
- 伊藤 緩音 (演出デスク・高70回#)
- 飯塚 幸子 (進行・高40回#)
- 高橋 淳二 (進行・高45回)
- 寺田 宙暉 (進行・高69回)
- 毛見 真子 (進行・高71回)
- 河野 賢子 (バックステージ・高44回#)
- 青柳 節子 (バックステージ・高20回)
- 上田 恵子 (バックステージ・高20回)